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GYAO!主催エンタメデジコンエンジニア勉強会で弊社伊東が登壇しました!

去る5/17、GYAO!さんが主催のイベントに弊社の伊東が登壇致しました!
デジタルコンテンツの中でも特にエンターテインメントに関するものを取り扱っているITエンジニアが集まり、働き方や技術情報、ノウハウを共有するイベント…ということで、弊社の伊東もVoicy代表としてVoicyを支えるインフラの技術についてお話させていただきました。

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この記事では、当日のイベント全体の様子を伊東のセッション内容も含めてお伝え致します。

クラウドで実現する動画配信とAIのコラボレーション

f:id:voice-tech:20170618182841j:plain 日本マイクロソフトの畠山さんにAzureが提供する最新のAPIについてご紹介頂きました。
RESTさえ分かれば簡単に使える映像認識のAPIが画期的でした!

たとえば、水泳をしている男性の写真をAPIに投げると
・ポルノ度(裸だけど、スポーツだろうという分析でポルノ度は18%)
・カテゴリ(スイミング)
・性別
・年齢
以上のような情報が解析されて返ってきます。

画像だけではなく、Video indexer APIというAPIを使うと動画も解析できます。
どのシーン(コマ)にどの人が写っているのか、それは合計何分なのか、 音声、顔、文字、感情を検出して検索することもできるという優れもの。是非試してみたいですね。

Voicyシステムリプレースに至るまで

続いて、我らがVoicyのCIO兼ITOこと伊東のセッション!

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Voicyがシステムをリプレースするに至るまでの経緯や判断基準についてをお話しました。 Voicyではこれまでネイティブアプリのみを提供していましたが、WEB版の開発に伴い既存のシステムをAPI化
する必要が出てきました。そこで既存環境を刷新することになり、現在は以下のような構成になるようにリプレースを進めています。

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技術選定の最も重要なポイントは、事業の事を第一に考えて選定するということ。
あくまで事業を具現化するための1つの手法として技術があるのであって、先に技術がくるのではない。企画の思考を技術的に無理だから…といって狭めてしまうことがないようにしたい。というアツい想いを語っていました。

ちなみに、言語選定にまつわる詳しい話はコチラの記事にまとまっておりますので是非ごらんください。
VoicyがGoLangとEchoを採択した理由。 - Voicy Tech Blog

気持ちを伝える動画技術

Gyaoでフロントエンドエンジニアをされている浜田さんのセッションでは、浜田さんがハッカソンで作ったものをご紹介頂きました。

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GoogleのCloud Vision APIとFirebaseを使った感情解析をするアプリの事例です。プレゼンを行う時に、オーディエンスの反応が分かっていれば、自分のプレゼンの仕方ももっと工夫ができるのでは…。そんな思いから、浜田さんはオーディエンスの表情から感情をリアルタイムで解析し、プレゼンターに伝えてあげることで自分のプレゼンの良し悪しを知ることができるアプリを作りました。冒頭のマイクロソフトさんのAPIでも画像解析の話題がありましたが、GoogleIBMなど、各社が色んなCognitive APIを提供しているので、アイディア次第で簡単に面白いアプリが作れますね。

風力と脳波を使ったものづくり

続いてもハッカソンでの制作事例です。Hack Dayという、見て・触って・作って楽しめる、Yahoo! JAPAN主催のクリエイティブイベントで高橋さんが制作したアプリは、なんと風力と脳波でVR上の女の子のスカートをめくるというもの。

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「技術を使うって楽しい!」「技術を使うってエンターテイメントなんだ!」というのがよく伝わってくるプレゼンテーションでした。

Gyao エンタメテックカンパニーの働き方

Gyaoさんがエンタメテックカンパニーとして実践している人事制度についてご紹介がありました。

1. 大人の学びの法則 大人はどうやって学ぶのか?
→ 7割は仕事の直接の経験から学ぶ。研修より経験。

2. コルブの学習経験モデル
具体的な経験 > 内省的な観察 > 抽象的な概念化(教訓を引き出す) > 積極的な実験
このプロセスを回せる仕組みづくりを。

3. キムの成功循環モデル
関係の質 > 思考の質 > 行動の質 > 結果の質
→【結果から求めるのではなく、関係性に重きをおく】

上のような思想をベースにして、以下の2点を軸に制度設計を行なっているそうです。

人財開発

  • 人財開発カルテ:強み、課題、キャリアプラン、理想の経験を半年に一回更新
  • 人財開発会議:部門における人財開発プランの検討、全社視点でのキャリア形成支援の二回立てで実施

コンディション

健康と関係性 - ななめ会議:隣の部署の上司からヒアリングと議論、FB - 働き方、勤怠管理:36協定をきちんと守る、勤怠実績を経営会議にて報告 - どこでもオフィス・フレックス勤務 - 診療所の併設・メンタルヘルス対策

なかなか制度への落とし込みは大変なことだと思いますが、よく考え実施されているという印象を受けました。

パネルディスカッション

続いて、エンタメ業界のエンジニアとしてのスキルセットや働き方についてのパネルディスカッションが行われました。

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Q. エンタメサービスでエンジニアは今後どんなスキルが必要でしょうか?

オンプレミスが過去のものとなりつつなる今、何がこれから求められる?

畠山さん:クラウドとAI。アプリケーションはもちろん作れるのは大前提として、クラウドは使えるようになったほうがいい。Paasのサービスは絶対に必要。AIについての最低限の理解、機械学習についても情報収集していくべき。

伊東:機械学習ビッグデータ解析。データが必要になってからデータを取ろうと思っても過去のデータは収集できないので、先を見通してデータを取得しておくべき。

高橋さん: ひとつは、 新しい技術を知っていること。AI、機械学習など今は簡単に扱えるようになってきている。そういった技術があること自体を知っているか知らないかの差は大きい。そして、 開発者自身が楽しんで作っていけるマインドセットも重要。

浜田さん: VODサービスは溢れ、どこも同じような機能や同じようなWEBサイトが多くなってきていると感じる。デザイン、UIがある意味均一化してきている。エンタメを謳うからにはそういった流れの中でフロントのUI/UXの差別化が必要。

AI、クラウド機械学習といったキーワードが目立ちました。
総じていえば「新しい技術にチャレンジしていくこと」へ抵抗感を持たず、前のめりに試していく好奇心と実行力が求めらるということでしょうか。

Q. リモートワークでのチーム開発について。うまくいっている方法や失敗談は?

畠山さん: コアタイムがなくなっている。自由があってグローバルチームの働き方としてはやりやすい。 反面、自由になりすぎると、どこでもいつでも働けてしまうため、過度に働きすぎてしまう人が出てくるのが課題。 自分自身でタイムマネージメントしていかなければならない。

伊東: リモートワークでも、全員が集まる時間は週の中で必ず確保するべき。
コミュニケーションの総量がどうしても少なくなってしまうため、関係性が構築できていない状態でのリモートワークは難しさを感じる。既に関係性が構築できている状態ならリモートも可能だと思う。

高橋さん: リモートワークはよく実施している。Googleハングアウトで常に多拠点間のオフィスとオフィスを繋いだ状態にして仮想的に同じ場所にいるような取り組みも行っている

浜田さん: みんな好きに働いているが、リモートワークはディスカッションには向いていない気がする。そういう場合は顔を合わせたほうがよい。

登壇者が所属するどの企業もリモートワークを取り入れているようでした。リモートワークを実施すると集中して作業ができる、通勤の時間削減などのメリットがありますが、コミュニケーションが必要なシーンでのバランスの取り方が重要ということです。

まとめ

今回は、エンターテインメントに関するものを取り扱っているITエンジニアが集まり、働き方や技術情報、ノウハウを共有するという趣旨のイベントだったからか、Coginitive系のAPIの話が多かったのが印象的でした。Voicyでも今後音声の解析や音声ビッグデータ等の領域で面白いことができるよう、更に事業を成長させて参ります!

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